
インターゼミ2日目は、恒例の2大学混合チームによる、チーム対抗ビジネスゲームです。 大学や学年ができるだけ重ならないようくじ引きで、その場で43名を9つのチームに分けました。昨日懇親会で大盛り上がりした仲ですが、覚えてるかな? 今年は、経営不振のテーマパークをどう立て直すかの、経営再建案を競いました。 ゲームの内容は、学生には事前に一切知らされていないので、出たとこ勝負です。日頃の経営に関する関心やコミュニケーション能力が、チームのプレゼンテーションの出来を大きく左右します。 題材となったテーマパークは、ちょっと古い設定です。 かつてはかなり賑わっていたのですが、インバウンドなど環境の変化に対応しきれなかったり、大人気だったアトラクションをリニューアルできていなかったり。 限られた時間で、収入や支出の内訳、入場者数の推移、お客様からのクレームなどの多様な情報を読み取り、どうしたら最も効果的に再建できるか、チームとしての解決策を導き出していきます。メンバーは、テーマパークを経営する企業の経営者=取締役という立場です。 経営が悪化している企業は、複数の問題点を抱えているもの。メンバー一人一人の問題意識は当然多様だし、初めてチームを組むメンバーだし、その中でチームとしてひとつの課題に絞り、解決策を提案するのは、社会人でも大変な作業と思います。 もう少し検討時間が欲しい!という切実な声も聞こえましたが、会場の使用時間も限られているし、プレゼンへ。 同じテーマパークの、同じデータを読んでいるのに、各チームが最重視した問題点はさまざまで、個性が感じられます。今回は、なぜその問題点が起きたかの背景も考察して、解決策につなげてもらったこともあり、今の日本のテーマパークが抱える様々な課題が次々とあがりました。 これまでのアルバイトやインターンシップ、4年生なら就活の経験がよく活かされていたようで、従業員の立場に寄り添った視点も多かったです。 さらにすごいのは、提案された解決法のオリジナリティが高いこと! また、プレゼン方法も各チームユニークで、ジェスチャーを駆使したり、伝えたいことをとにかく連呼したり、教壇を端から端まで使ったり(ライブか!)。プレゼンテーションって全身で伝えるもの、と再認識できるいいパフォーマンスでした。
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